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2015年6月25日 (木)

本 『ちゃんぽん食べたかっ!』

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『ちゃんぽんたべたかっ!』 さだまさし著 NHK出版 \1,500+税

さだまさしの新刊。

「食べたかっ」の「か」は、疑問じゃなくて願望。

長崎生まれの佐田雅志は、小学校時代にバイオリン大会で入賞。

その才能を生かすべく、バイオリストになるため、単身東京へ乗り込む。

幼くして故郷をを離れた佐田少年の故郷を思う気持ちが『ちゃんぽん食べたかっ!』の題に込められている。

小説という形をとっているが、ほぼ実話。

さだまさしの生き方自体がマンガのようなのだが、これも期待を裏切らずに抱腹絶倒の青春時代が描かれている。

東京の先生について、一生懸命レッスンんに励むが、東京芸術大付属高校の受験に失敗。さらには、東京芸術大音楽科を目指すも、故郷からの送金もままならず、夢から遠ざかる日々。

大きな挫折感が小説の中心をつらぬいているが、そこはさだまさし。

彼の周りには、面白いことが次々起こる。

バイオリン以外は、絶好調。

バンド活動、落語研究会、小説、漫画、学校祭の企画などマルチな才能を発揮し、学校では、なくてはならない存在。

友人から「おまえがいないと面白くないから、絶対に学校に来い!」と言われ、期待に応え大雪で電車が止まっても4時間以上かけて学校へ行く・・・。

家族と離れ、一人生活の場は、友達にたまり場に。

仕送りなくお金もなく、食べるものが全くない中で、ころがりこんで来た友人のために、命の次に大切なバイオリンを質屋に入れるシーンは、涙なくして読めない。

そのバイオリンもお金がなくて引き出せない状態の中で、友人が自分の大事なギターを質に入れ、こっそり佐田に返すところも感動的なシーンである。

安保闘争、赤軍派の立てこもり、三島由紀夫の自決など、大きな事件も盛り込まれていて時代の流れも感じさせる。

大学時代にバイトのし過ぎで体を壊し、故郷へ帰った時に、友人の吉田正美が訪ねてくる。

することがないなかで、二人で音楽をやっているうちにグレープを結成するというところまで描かれている。

ある落語家は、師匠から落語を勉強しに、「さだまさしのコンサートを聴きに行け」と言われたほどさだまさしの語りは面白い。

その語りそのものが、いかんなく発揮されている小説です。

NHKのドラマとしても、現在放映中です。

さだまさしの人生に興味ある方、または面白い小説を読んでみたい方は、ぜひ、ご一読を。

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コメント

私の友達が(正確には妻の親友)がさださんのファンなので、この本勧めてみようかな。 ファンじゃなくても
面白そうですね^^  ちゃんぽん、本場のは知りませんが札幌にある一鶴というちゃんぽんのお店
おいしかったです。

penさん、こんにちは!

『ちゃんぽん食べたかっ!』は、コーチャンフォーでは、ベスト10に入っていました。
売れているみたいですね。軽い文章なので、さくさく読めますよ~。それでいて感動場面もありますし・・・。
お薦めです。

長崎には1回行ったことあるんですが、そのときはちゃんぽんじゃなくて皿うどんを食べました。
おいしいんだけど、麺があげてあるので、カロリー的にどうかなと思いました。

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