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2014年7月21日 (月)

本 『チャリンコ日本一周記』

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『チャリンコ日本一周記』 川西 文著 連合出版

前回紹介した『大事なことは自転車が教えてくれた』の隣にあったので、つられて買いました。

自転車に乗り2年7ヵ月かけて日本一周した記録なんですけど、何故若い女の子が日本一周する気になったのか、またどんな旅だったのか興味が湧いて買ってみました。

お値段2000円と高めですが、読み終わってそれだけの価値があったかなと思います。

1992年から1994年まで、23歳から26歳まで、北は宗谷岬から南は石垣島まで日本の海岸線を巡る1万4千キロの旅です。

ただ、走るだけだったら1年もかからないと思いますが、彼女の自転車は旅のツールであって、気にいったところがあれば長期滞在したり、長期キャンプをしたり、時にはバイトをしたりといろいろな人との出会いによって旅が進められます。

特に彼女が長くいたのが北海道と南の島です。

厚沢部のドライブイン、羅臼の水産加工場、ニセコのスキー場、与那国島のサトウキビ刈り、石垣島の民宿、座間味島の草刈りなどなど・・・。男でも厳しい仕事を笑顔でこなしていきます。

生きる力と人に愛される魅力を持った彼女は、日本各地の数々の人情に触れて、3年にわたる日本一周を成し遂げたのです。

何故旅に出たのか?旅が好きということが第一なのですが、彼女の兄が不慮の死を遂げたことが背景にあります。この体験を通じて「人間はいつか死ぬ。だから今を悔いのないように生きていきたい。」という思いが彼女の中で強くなったのです。

旅は、人との出会いでもあり、新たな自分との出会いでもあります。心の寂しさをかかえ、一人で夜空を見上げ、旅で覚えたオカリナを吹きます。

その他、様々なエピソードが書かれています。なぜ本になるほどの出来事を記録できたかというと、旅先で家で待っている母に手紙を書いていたからだそうです。旅に大反対だった母も、手紙を読むうちに応援してくれるようになったと書かれています。

ちなみに、作者は、現在3児の母となっています。旅をすることは出来なくなりましたが、子どもを育てること自体が、日々新しいこととの出会いであり、旅と同じだと述べています。

この方、子ども達が巣立ったらまた自転車の旅に出るんじゃないかなあ?

今まで読んだ女性が書いた旅行記の中でNO.1を上げたい本でした。

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